ハイスクール国際ジオラマグランプリ（以降HiD）が2017年3月25日,26日、ザザシティ浜松にて行われました。今年は、北は栃木、南は福岡までの高校の模型、情景製作の勇が、一辺50cmの中で、駅、戦場、観光地、アニメや特撮の舞台をジオラマとして表現しました。会場には予選を経たチームによる16の作品が並べられていました。

海城高校模型部「スシヅメモデラーズ」では、部員の中から5名のメンバーでチームを組み意気込んで臨んだのですが、骨折して入院するメンバーが出たりして、最後は人手が足りない状態で目の回る忙しさとなってしまいました。期日ギリギリに発送し、迎えた初日は半ば夢の中で進んでいるかのようでした。

作品は、部長の桔梗晃明君の思い入れのある戦艦「金剛」を中心に据えたものとしました。タイトルは「105 years old」。「金剛」が進水してから105年目にあたることから付けられました。海岸の手前に朽ちた戦車、戦闘機、そして戦争を知らない世代の少女を置き、海の中から「金剛」が可憐さを秘めながら力強く浮かび上がるというものです。戦争と平和との対比をも意識して構想を練った作品となりました。評価の対象となるプレゼンテーションも行われ、本校は桔梗君が規定の3分をフルに利用して朗々と語りました。

審査は、テレビでもたびたび紹介される情景作家の山田卓司さんはじめ、ジオラマに詳しい協賛社の先生方や主催者の方々によって行われ各賞が選ばれました。本校は「紙創り」賞（協賛社ブランドのひとつ）をいただきました。

他校の作品の鑑賞、交流を通しての情報交換、審査員の先生方による講評等々、有意義で勉強となる二日間でした。

エントリーメンバー
浜松遠征（3名）
5年8組　桔梗晃明（高校部長）
4年5組　田淵麻紘
3年6組　大村大和
作業参加（2名）
3年4組　今福優理（中学部長）
3年3組　門勇徳

チーム名：スシヅメモデラーズ
（部室で、すし詰め状態で模型を作っていることから命名）

HiD URL :

http://hid-gp.wixsite.com/hid-club-house

ジオラマを前に、現地に行ったメンバー

ここから見てください

下の窓から海中の岩肌、海面を見上げたところ

ジオラマの向こうでミニコンサート

賞状を手に、家康くん、司会の迫はるみさんと

2016年度の模型部の主な活動

・海城祭参加、作品出品（9月）
・第5回浜松ジオラマグランプリU20賞　4年5組　田淵麻紘（9月）
・横浜モデラーズ合同展示会参加　（模型部OBとの合同展示）（2月）
・模型部20周年記念展示会（新大久保駅近く；3月）

模型部20周年記念展示会の様子

・ＨｉＤ2017　紙創り賞